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2023年03月01日

ガス給湯器の設計標準使用期間とは?期間が過ぎたら交換しないといけない?

ガス給湯器には「設計標準使用期間」というものが定められています。これは、安全に問題なくガス給湯器が使用できる目安の期間です。この期間はいったい何年間なのでしょうか。また、この期間が過ぎたガス給湯器は使用できないのでしょうか。なるべく長くガス給湯器を使い続けたいという方向けのコツも伝授します。

ガス給湯器の「設計標準使用期間」とは?

ガス給湯器の各メーカーが定める、安全上支障なくガス給湯器が使える標準的な期間を「設計標準使用期間」と言います。使用する頻度や使用する環境などは各家庭でそれぞれ異なるので寿命も全く異なるものの、標準的な条件下で使うことを想定して設計標準使用期間が各メーカーで定められているのです。多くのガス給湯器の設計標準使用期間は、「10年間」に設定されています。この10年間を過ぎたらどうしたらいいのでしょうか。設計標準使用期間が過ぎたからと言って、すぐに交換する必要はなく、故障していない場合、そのまま使い続けられます。

設計標準使用期間が10年の根拠とは?

各メーカーが定める設計標準使用期間が10年間の根拠とは何でしょうか。

修理部品の供給できる期限が10年間だから

ガス給湯器はメーカーでの生産が終了した後も、そこから10年間はメーカーで部品を保管しておく義務があります。つまり、10年以上経つともう部品が入手できない可能性があるのです。部品がなければ修理して使い続けてもらえないので、メーカーとしては交換を促す意味で10年を設計標準使用期間に定めていると考えられます。

10年前後から事故のリスクが増大するから

実際に、ガス給湯器は設置から10年前後で事故のリスクが高まることが分かっています。とくに点検もせずに使い続けていると、重大な事故につながるリスクが高まるのです。

国の公式見解があるから

経済産業省は、日本ガス石油機器工業会とともに、10年経ったらガス給湯器の点検・取替をするようにアナウンスしています。国としても10年を点検・取替の目安としているのです。

ガス給湯器を設計標準使用期間より長く使うメリットとデメリット

メーカーは10年間を設計標準使用期間に定めているものの、ガス給湯器を使っている人なら、「なるべく長く使いたい」と思うのは当然とも言えます。それでは、設計標準使用期間より長く使うメリットとデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

ガス給湯器を設計標準使用期間より長く使うメリット

設計標準使用期間である10年よりもガス給湯器を長く使うメリットは、ただ1つです。それは1台の給湯器を長く使うことで、給湯器の本体代が節約になります。交換となるとまとまった額が必要なので、なるべく節約したいと考えた時に、大きなメリットだと考えられます。

ガス給湯器を設計標準使用期間より長く使うデメリット

ガス給湯器を設計標準使用期間よりも長く安全に使うには、定期的に点検しながら使う必要があります。そのため、点検費用が多くかかります。点検費用さえ節約しようと点検も受けなかった場合、重大な事故につながる危険も生じてしまうでしょう。

さらに経年劣化したガス給湯器は燃費も悪く、ある日急にお湯が出なくなるというトラブルとも背中合わせです。急に故障した場合、交換を急ぐあまりにガス給湯器の比較検討をする時間が取れず、よいものが設置できないことも考えられます。

なるべく長くガス給湯器を使うコツは?

実際は、ガス給湯器の設計標準使用期間の10年より長く使用している家庭も多くあります。15年経って交換するというケースもあります。それでは、なるべく長く安全にガス給湯器を使うために何かコツはあるのでしょうか。

定期的に点検を受ける

何といってもプロから定期的に点検してもらうことが、何よりのコツだと言えます。汚れを清掃してもらったり、不具合を大きな故障につながる前に直してもらったりすることで、安全な状態を長く続かせられます。

経年劣化のサインを見逃さない

問題なく使えてはいるものの、お湯がなかなか出ない、設定温度まで湯温が上がらない、異音がする、ガス臭い、エラーが出るなどの違和感がある症状が出たら、そのままにせず点検・修理を依頼しましょう。放置したままだと修理不可能な故障につながってしまう恐れがあります。

清掃する

ガス給湯器を分解しての掃除は、プロに任せないとかえって危険です。分解しての清掃が必要になる前に、排気口やフィルターのほこり取りを定期的に行いましょう。排気口やフィルターにほこりがたまっている状態のまま使用すると、不完全燃焼を起こしたり、故障の原因となったりしがちです。

長持ちさせる使い方

お湯を使用しない時にはレバーを水側にしておくことで、給湯管のさびや痛みを防げます。また、長期間使用しない時には凍結による破裂を防ぐために水抜きを行います。このようなこまめな対策も、長持ちさせるコツです。

まとめ

ガス給湯器を安全に使える目安の期間が、「設計標準使用期間」です。多くの場合、設計標準使用期間は10年です。それでも、点検を受けたり清掃をしながら使ったりすることで安全に使用できる期間を延ばせるかもしれません。10年を超えて長く使い続けることでデメリットも多いので、プロに相談しながら使うようにしましょう。

「ENIMOQ株式会社」は、川崎市を中心に横浜市、東京都一部地域にも無料出張を行う給湯器交換の専門店です。設計標準使用期間が10年でも、8年を過ぎたあたりから安全面やメンテナンス面で心配な状態になります。大手ガス会社よりリーズナブルな施工料金で交換を行っているほか、施工後の保証期間を10年間設けております。そろそろガス給湯器の設計標準使用期間を迎えるという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。